突発性難聴

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ニュースやドラマで耳にすることが増えた【突発性難聴】になりまして。
経緯と自分用の記録を含めて記事にしていきますので、ご興味のない方はこのままスルー。
些細な情報でも必要と思われる方はこのままお読みください。
とはいえ大した内容ではありませんであしからず・・・




耳鳴りの始まり

元々、耳鳴りはよく発生していました。
いつからかと聞かれると困る程かなり前・・・20代とか?いや10代後半かも?

今回発生した耳鳴りはいつもと違うと感じたのは、耳鳴りがしてすぐのことでした。
日曜朝、目覚めてすぐです。
我が家は隣に大きな公園があるため、鳥の声や木々が風で揺さぶられる音を1日の始まりとして耳にします。
それが、日曜朝は耳鳴りからスタートしました。
いつもの耳鳴りは5~10秒もすれば治まるのですが、今回は右耳だけ「ボーッ!」という音が鳴り続け、他の音を遮りました。
少しずつ音は小さくなってはいきましたが鳴り続けていることに変わりはありません。

日曜だから病院は空いてないし、急ぎ仕事はあるし、さてどうするか・・・



と思いつつ、いつものようにお湯を沸かし、コーヒーを飲みながら、さてどうするか・・・



と思いつつ、いつものように見慣れている日曜朝のTV番組を見ながら、さてどうするか・・・



そういえば、急ぎの仕事mailまだこないし、さてどうするか・・・



とあれこれ考えているうちに10時になり、このままずっと色んなことを考え、待ち続けるのも何だと思い、気持ちを入れ替えたも考え、2カ月ぶりに釣りをしに出掛けることにしました。
※この時点でまだ耳鳴りはしたままですが、それ以外は頭痛もなく全く平常。


変化した耳鳴り

鳴り続ける耳鳴りですが、外出&好きな釣りをしていることもあり、朝一程の気触りではなくなりました。
ハゼ釣り調査で数か所移動し、最終地点の城南島海浜公園で釣りをしていると、知人を見つけてはおしゃべりしたりして、それはそれで楽しめていました。
風はないし、ポカポカ陽気だし、やっぱり釣りっていいですよねぇ♪



なんてそんな気分は夕方まででして。
突然、ある一定の音量・ある一定の音域を越えると、昔懐かしピーピーラムネの音に切り替わるようになったんです。
人の声・自然の音・自分の声まで(–;
これは流石に「えっ!?」って。
耳鳴りの様子をみつつ、釣りを続行していましたが、まぁ暗くなったこともあり18時に撤退し帰宅しました。
帰宅後、自分の声やTVから流れる音・声を聞きながら「あぁ、まだ音が反転してるなぁ」と思いながら夕飯を終え、いつものTVを見ながら就寝することに。


翌日の耳鳴り

翌日、月曜朝。
耳鳴りは相変わらずで、結局24時間鳴りっぱなし。
流石にこれはいつもとは違うと判断し、朝一で近所の耳鼻科を予約して受診することにしました。


近所の耳鼻科へ

朝9:30、予約した近所の耳鼻科へ。
症状説明は
・昨日の朝からいつもと違う耳鳴りがする
・朝からずっと音が大きめの耳鳴りがずっと続いている
・夕方からある一定の音量・音域を越えると、音が反転(全ての音がピーとなる)するようになった(自分の声も)
・今朝も状況変わらず
こちらからの状況を全て話し、その後、聴覚検査へ。
診断結果が!?

突発性難聴ですねぇ。
その他の状況も含め、ステロイド薬治療になります。
ですが、年齢的にも考慮して(他の病気も含め)大学病院への紹介状を書きますので、そちらで精密検査を受けてみてはいかがですか?


と。
しかも
今日時間があるならこのまま病院へ行ってください。
今の時間ならまだ午前の受付に間に合いますから。


と。
有難く親切な話しではあるけれど、えっ!今すぐ?えっ?
なんて思ってしまいはしました。
が、ここは先生を信用してその足で大学病院へ行くことにしました。
なんというか・・・
症状とは裏腹に、気軽に近所の耳鼻科へって感じで家を出てしまったので、財布とスマホと文庫本1冊しか持参してなく、洋服もほんとに近所用。
帰宅後すぐ仕事をするつもりだったので、まだ仕事のmailやら資料やらに目を通してない・・・
と、考えるところ色々ありでしたが、仕方ないといえば仕方ないですよね。



大学病院:受付

紹介状片手に大学病院へ。



コロナが落ち着きつつある中での大学病院内はどうだろう?と思っていましたが、結構な人でびっくりしました。
とはいえ紹介状のお陰で受付もすんなり終わり、耳鼻科のあるフロアへ。

月曜ということもあり、耳鼻科での待合室では30分近くかかりましたが、運よく文庫本を持っていたので然程気にはならずに待つことができました。
こういう時、日々、本を持ち歩く癖がついてるのはラッキーですよね。
ちなみに今読んでいるのはロボット・イン・ザ・シリーズの4冊目【ロボット・イン・ザ・ファミリー】です。



本の紹介もしたいところですが、それはまた別ページにて(苦笑)。


大学病院:初診

最初の耳鼻科で説明した通りの症状を話したあとに、 ・この後どのような検査をするか
・結果によってどのような病気の可能性があるか
・今日トータルで何時間かかるか
の説明がありました。
最初に受付をした時に渡された説明書数枚と、耳鼻科の先生から渡された説明書数枚、どれがどれだか今となっては覚えていませんが、昭和医大では今日これから何をどこでどのようなことをするかをわかりやすくA4の表にし、番号順にまとめてくれています。



ではこの順番に説明していきますね。
あ、ちなみに、今日この検査、トータルで最低でも3時間かかると言われました。
勿論、検査結果が特に問題ない場合です。
検査結果が悪ければそのまま手術の可能性もあるとのことでした。
さてどうなることやら・・・


大学病院:検体検査

私の場合は血液検査のみでした。
とても人あたりのいい看護師さんでした。
受付から始まり、その他の受付や先生・看護師さん、今のところ皆さん柔らかい方に担当されラッキーです。
また、最初に血液検査をするのは、検査結果が出るのに3時間程かかるらしいため、一番最初にするということらしいです。



大学病院:心電図検査

皆さん、心電図検査は健康診断でやったことありますよね。
私も何度もやったことがあるので、特に不安もなく、ただ洗濯ばさみのようなものをあちこちにパクパク挟まれるだけで、あっという間に終わりました。
時間がかかるのは順番待ちのみです。




大学病院:聴覚検査

これも皆さん、健診でやったことはあると思いますが、今回の聴覚検査は皆さんが知っている検査にプラスして、骨からの聴覚も検査します。
健康診断等で行う聴覚検査は鼓膜からの検査なのでヘッドホンをあてて行うのですが、骨の場合は耳の後ろにあるボコッとしている骨にあてて検査を行います。
この骨にあてる器具がうまくあたらずで聞こえないのか?それとも私が実際に聞えてないのか?
なかなかうまく検査ができず、何度もやり直しをすることに。
まぁ痛くも痒くもないので全く問題ないんですけどね。



大学病院:CT検査

いよいよ造影剤を使用してのCT検査です。
この造影剤は副作用に備えて色々と注意があるようで、受ける前に説明を聞き、署名をしました。
私は喫煙者ですが、有難いことに健康な体を親から頂き、気にしなければいけない生活習慣病もありません。
ですので特に問題なく受けることができました。
とはいえ初の造影剤です。
びっくりすることが2つありました。

ひとつめ

造影剤を入れるための針です。



血液検査をする時を思い出してみてください。
5cm位の針を刺し、先生or看護師さんが刺した針を左手で固定したまま、抜く血液を入れる管や器具を右手に持って2~3回その作業を繰り返しますよね?
この青い針は2cm程度で、しかも刺したあと、先生達が手で固定しなくても刺したままで大丈夫なんです。
わかりますか?
要するに先生達は両手が空き、次の作業を行うことができるのです。
通常の場合、針を刺す→左手で固定、この時点で先生達は右手で作業をするので目線が右手に移るので、先生達の左手がブレることに気付かないんです。
そのせいで患者側はちょっとした不安にかられるのです。
ですがこの青い針は刺したままにでき、両手が空くのでそれがなくなります。
今回の看護師さんに話しを聞いてみると、この針を全科で使用したいけど価格等の問題でなかなか全科では使用できないらしく、単なる血液検査とかでは使用できないとのことです。
医療機器メーカーさん並びに医療関係者さんに頑張って欲しいところですね。

ふたつめ

造影剤の威力です。
これは本当に凄かった!
なんて言えばいいですかねぇ・・・
先生や担当者さんから「体が熱くなります」とは聞いていましたけど、こんなにスゴイのかと言うほかありません。
アニメ好きならなんとなく想像できるかもしれませんが、
ワンピースのエースがルフィに助けられて復活する時にブォォォォン!となるシーンとか・・・
レイリーが覇気を使うときにギュイーン!ってなるシーンとか・・・
進撃の巨人ならエレンが巨人に変身するシーンとか・・・
ほんとアニメの世界でした。
「血が騒ぐ」とか「気が蘇る」などと例えで言いますがそんなものではありませんでした。


大学病院:耳鼻咽喉科

全ての検査が終わり、最終結果を聞く時間となりました。
検査結果はセーフです(笑)
最初に伺った近所の耳鼻科同様  突発性難聴  で済みました。
検査結果が悪ければそのまま大動脈うんぬんかんぬんという病名を突き付けられ手術をする可能性があったのでした。
突発性難聴も症状の差があるらしく、私の場合、発生して翌日に診察を受けたのもよかったようです。
日をおくと悪くなる一方らしいので皆さんご注意ください。
また、今後の治療として数種類の薬を服用することになりました。
今回はステロイド服用による治療です。
世間的にはあまりいい印象のないステロイドですが、私は正直あまり気にしていません。
どちらかというと、この鳴り響く耳鳴りや、ある一定の音量・音域を越えると昔懐かしピーピーラムネの音に切り替わるという不具合を日々感じることの方が辛いので、ステロイド治療をうけることにしました。
ステロイドの他にも幾つか一緒に服用する薬もあるようです。



・プレドニン5mg=ステロイド
・オキシウム20=胃薬
・メチコバール500=しびれや痛み等改善の神経用
・アデホスコーワ10%=目の調節やめまい用

ステロイドを日毎に量を変え、1週間服用し、次の1週間はステロイドなしで様子見し、次の週に再診となります。


途中経過

この記事を書いてるうちに仕事が忙しくなり、少し経ちました。
日曜発生→月曜診察・薬服用→今(木曜)
今日の段階で耳鳴りの音がかなり小さくなっているように思います。
また、例の音の反転も緩和されているように感じます。
この音の反転ですが、例えば、テレビを見てても、外から聞こえる雑音も、自分の声も、ある一定からピーピーといった音に切り替わっていました。
特に「えっ!?」と思ったのはトイレを流す水音です。
最初から最後までずっとピーという音でした(苦笑)
結構笑えますよ(^^;

まだ途中経過なので、以前、副鼻腔炎になった時や、コロナワクチン接種後の経過報告同様、この記事も追加記事をUPしていく予定ですので、同じ病で悩んでいる方は参考にしてください。
はい!あくまで参考にです。
私は医者ではなく患者であって、一例ですのでご注意を。