コーポレートカラー




大抵の企業様は起業する際にロゴを作成しているため、その時点でコーポレートカラーも決定するのですが、全く決めていない企業様もそれなりにいらっしゃいます。
そういった企業様からwebデザイン制作や名刺・チラシ等の作成を依頼されると、制作側は必ずカラー問題にあたります。
自分で決めるわけにもいかず、クライアントに決めて頂くのですが、これがなかなか・・・
今日はカラーについて話しを広げてみたいと思います。




トレンドカラー

この世には トレンドカラー というものが存在し、流行色は下記2つの組織によって決まられています。

 PANTONE 
 JAFCA 

PANTONEは世界的な色見本帳を出している企業で、JAFCAは色にまつわる事業を行っている協会です。


PANTONE

2022年、PANTONEは【 Very Peri 】という活気のある赤紫の色味を帯びたダイナミックで紫がかった淡いブルーの新色を選びました。



PANTONE:17-3938 Very Peri
カラーコード:#6667AB
RGB:R102, G103, B171


JAFCA

2022年、JAFCAは【 ジョリーコーラル Jolly Coral 】という明るい希望を描く光満ちるコーラルを選びました。

※https://www.jafca.org/index.php?prev=1&d=colorcolumn&p=20211210.htmlより

カラーコード:#F18D5F
RGB値:241,141,95
HSV値:19,61,95
CMYK:0,41,60,5
マンセル値:10R8.7/11.6


トレンドカラーとコーポレートカラーの違い

トレンドカラーはあくまでその年のカラーであって、コーポレートカラーとは異なります。
コーポレートカラーは会社を表す色となります。
例えば綺優のコーポレートカラーはサイトを見ての通りオレンジです。
ですがオレンジといっても幅広く、黄色に近いオレンジもあれば、赤に近いオレンジや、茶色に近いオレンジもあります。
この微妙な違いを決めていくのに意外と時間がかかります。


コーポレートカラーを決める

どのようにコーポレートカラーを決めていくか・・・
順を追ってみます。


作業1.例えば「青」

例えばコーポレートカラーを持っていないクライアントから「青でいいよ」と軽く指示されたとします。
特に話し合いを重ねるでもなく単に自分が思う「青」をまずは想像してみてください。


その青はどんな青ですか?
人其々の青が存在するため、そう簡単に合致することはありません。
ではどうやってクライアントが想像している青と、制作側が想像している青を合致させるか・・・
それはクライアントが喜ぶ青を見るけるためにバラエティに飛んだ青をクライアントに見せることから始めます。


作業2.方向性を決める



クライアントがイメージしている青を伺い、方向性を見出します。
その青が
・明るい青か?
・暗い青か?
・誠実さが出る青か?
・優しさのある青か?
等々・・・


作業3.カラーを取り扱っているサイトからチョイスする

物を作る場合は見本帳等からカラーをチョイスしますが、webサイト制作の場合はカラーを取り扱っているサイトが数々ありますので、その中から作業2に合いそうな青をチョイスします。
綺優も幾つか参考にしているサイトがあります。

・カラー大辞典=https://www.colordic.org/


・Color Hunt=https://colorhunt.co/


作業4.濃淡を決める

ある程度の方向性が決まれば、あとはより細かくクライアントの希望に沿った青を目指し、同時にポイントカラーも決めます。
・ColorDesigner=https://colordesigner.io/
・AdobeColor=https://color.adobe.com/ja/create/color-wheel


クライアントと一緒にこの流れを追っていくと希望するカラーに辿り着き、同時に補色やトライアドのカラーも決まり、より一層webサイトデザインをする上で工程にしまりが出てきます。 ご参考までにご利用してみてください。


品川区の武蔵小山、目黒不動前、五反田駅、目黒駅近隣にて、web制作を軸にひとり稼業にて活動しております。
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