仕訳が全くわからない人にむけて

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独立することが容易くなった現在。
株式会社を立ち上げ大々的に起業したり、個人事業主として独立する方など、会社に縛られることなく自由に仕事を始める方が随分増えました。
綺優-kyu-はweb制作を軸にひとり稼業にて活動していますが、元々事務職だった関係上、起業して間もない方や経理関連に不得手な方からお手伝いを頼まれたり、問合せに答えることが年々増えるようになりました。
そんな中、独立してすぐの方から一番よく耳にするのが

仕訳が全くわからなくて・・・

です。
確かに物を売ったり買ったりすることはあっても、台帳にどう記載されているかなんて、経理関係でない限り知るはずもなく、何なら台帳自体見たことがありませんからね。
どんなに優れているソフトを利用したとしても、入力ミスしてしまえば意味がなくなり、取り返しがつかないことになります。
全てをここで書くつもりはありません。
とにかくまずは仕訳が全くわからない人にむけて、仕訳についてお話していこうと思います。



仕訳の基本は現金

キャッシュレスの時代ではありますが、とりあえずキャッシュレスの話しは置いておいて・・・
物を買うのも売るのも必ずお金=現金がついてきます。
この 現金を軸に 考えるのが一番理解しやすくなります。


仕訳は左か右かプラスかマイナスか

仕訳となるとすぐ借方貸方の説明から始まり、資産・負債・費用の話しへと続いていきます。
そういう専門的な話も置いておいて・・・
まずは左と右かを覚えましょう!
 左=プラス  右=マイナス です。
ただこれは「現金」を軸としてのプラスとマイナスです。
解りやすく説明しているだけですので、これが全てと判断しないようにしてください。
では例文で説明していきます。


仕訳の例題

 例題1 

会社で使うため、1本100円(税込)のボールペンを1本購入しました。

先の通り【現金が軸、左がプラス、右がマイナス】で、ボールペンを買うことによって現金が減る=マイナスとなるので・・・
事務用品費100 現金100
となります。
※事務用品費は使用する勘定科目によって若干異なることがあり、消耗品費だったりもします。




 例題2 

会社で販売している1つ500円の商品が1つ売れた。

先の通り【現金が軸、左がプラス、右がマイナス】で、商品が売れたことによって現金が増える=プラスとなるので・・・
現金500 売上500
となります。




 例題3 

〇〇銀行口座から現金を1000円引き出した。

〇〇銀行口座から引き出したことによってマイナスのイメージを与えますが、先の通り【現金が軸、左がプラス、右がマイナス】で、現金は増えているので・・・
現金1,000 〇〇銀行1,000
となります。




いかがですか?
理解できましたか?
とにかくまずは 現金を軸に考えること! 
そして プラスは左、マイナスは右と捉えること! 
これが仕訳のスタートラインだと思ってください。

尚ここでひとつ注意点があります!
プラスかマイナスかと散々言ってはいますが、仕訳に「-」マイナス表記はありません。
かならず借方貸方(左右)で帳尻合わせをしますのでご注意ください。
続きはまた時間のある時に記事にしていきますので、質問等あればご連絡ください。