Google AdSense:シンガポールの税務申請方法

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Google AdSense(グーグルアドセンス)の税務申請で、アメリカは画面上だけで申請できるのですが、シンガポールの申請は書類が必要で、画面上のみだけでは済まないことになりました。
書類作成等、一連の流れを下記していきますのでお悩みの方は参考にしてみてください。
尚、この記事は2024年11月現在のものです。
手続に変更がある可能性もありますし、手続き自体は個々で責任をもって対処願います。



AdSenseお支払いアカウントをご確認ください

Google AdSenseにログインしてページを開くと、下記画像の背景赤のように「AdSenseお支払いアカウントをご確認ください」と表示されている方は、アメリカ並びにシンガポールへの税務申請が必要になっているかもしれませんので、次の通りページで確認してみましょう。



確認方法

サイドメニューの「お支払い」→「お支払い情報」を開くと、背景赤にて「お支払いアカウントに関する問題があります」と表示されています。



背景赤をクリックすると、おそらく下図のように問題内容が表示されると思います。
この2つ目の表示=お支払いが遅れることなく、税金の源泉徴収も適切に行われるようにするために、できる限り早急にシンガポールの税務情報をご提出ください。
が表示されている方はシンガポール税務申請が必要となります。



申請に必要な書類:居住者証明書

シンガポールの税務申請には【居住者証明書】が必要となります。
流れとして

1.国税庁のサイトから居住者証明書交付請求書(pdf)をダウンロード
2.必要事項を入力しプリントアウト(2枚)
3.個々の管轄している税務署へ上記書類と身分証明書のコピーを提出
4.税務署から返送
5.書類をデータ化してGoogle AdSense申請
という流れになります。
補足として
・上記2のプリントアウト2枚は、1枚は税務署の保管用、1枚は自分に戻ってくる用。
・上記3の提出はネット申請又は窓口申請。
となります。


居住者証明書:取得方法

居住者証明書をダウンロードする国税庁のページ(こちらをクリック)にある【居住者証明書交付請求書・居住者証明書(租税条約等締結国用)入力用(PDF/211KB)】をダウンロード。


DLした書類↓


居住者証明書:入力方法

ダウンロードしたpdfを開くと、入力できる箇所のみカーソルが動くので、それに合わせて下記の通り入力していきます。



他に入力したくなる箇所はありますが、上記以外は不要です。
注意点があるとすれば住所ですかね。
身分証明書によっては「丁目」「番地」という表示もあれば、「-」と表示しているのもあります。
このあとGoogle AdSense画面での申請もありますので、必ず身分証明書と居住者証明書の書き方を一致させた方がよさそうです。
(この違いで申請が通らなかった方がいるようでしたので)


居住者証明書:管轄の税務署へ提出

上記の通り入力が完了したら、そのpdfを2枚プリントアウトし、身分証明書(裏表)をコピーし、個々の管轄の税務署へ提出します。
私の場合、税務署関係で初めての場合は必ず窓口申請するようにしています。
ネット情報によるとネット申請をする方が多いようですが、窓口申請にするかネット申請にするかは個々の判断にお任せします。
ちなみに・・・
窓口申請の場合、申請後、税務署から「書類できましたよ」という電話がかかってきます(私の場合4日程だったかな)。
その電話がかかってきてから受け取りに行くという流れになります。


居住者証明書:税務署から戻ってきた書類をデータ化

税務署から戻ってきた書類には、最下に税務署の署名・捺印が入っています。
この書類をGoogle AdSense申請用にデータ化します。
私の場合はpdfにしましたが、jpgやpngでも大丈夫な方もいらっしゃるようです。
ではここから先はGoogle AdSenseの申請に入ります。


Google AdSense:申請方法

1.Google AdSenseにログインし「お支払い」→「お支払い情報」を開くとシンガポールの箇所が下図のような状態になってると思いますので【税務情報の追加】をクリック



2.「フォームを開始する」をクリック



3.下記オレンジ丸の通り選択



4.下記オレンジ丸の通り選択



5.申請完了
上記4までで手続きは完了です。
完了するとほぼ同時にGoogle AdSenseからmailが届き、入力ミスがなければ下図のような状態になります。



上図の税法上の居住地の税務情報のステータスが「承認済み」になれば完了なのですが、その上にある背景青の

お客様の税務情報は審査中です。税務情報が承認されるまでの間は、お客様の税法上の居住国でデフォルトで適用可能な税制が適用されます。 審査には最長で7営業日ほどかかる場合があります。税務情報が受理されると、メールが届きます。必要に応じて、さらに詳しい情報の提供をお願いするメールをお送りする場合があります。
の通り、数日待たなければなりません。


Google AdSense:申請が通ると

他の方のブログ等を見ているとほんとに7日以内にmailが届き、ステータスが「承認済み」になるようですが、私の場合、アメリカ大統領選挙があったせいか?それとも他に何かあったのか?申請してから17日かかりました。
ちなみにそれまで画面の表示変更もなくmailも届きませんでした。

そして、待っていたmailがこちら↓



「税務情報を表示する」をクリックすると下図のように、税法上の居住地の税務情報のステータスが「承認済み」になっているので、これにて完了です。



長かったぁ・・・
初めてのことはドギマギしてしまいますが、収入の大小関わらず、税金を無駄に取られてしまうのはちょっと・・・ですよね。
AdSenseやYoutube等Google関連で収入のある方は申請トライしてみてください。
尚、最初に記載した通り、手続きや作業はご自身の判断・責任にてお願い致します。