毎月1日は経理の日

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元々事務員だったことと、高校は商業科を選択していたこともあり、web制作で個人事業主として活動はしていますが、経理関係の諸々は全て自分で行っています。
SNSでは都度 「毎月1日は経理の日と決めて、前月の台帳をつけてみませんか」 と言い続けてはいましたが、そういえばこのページでは書いたことがなかったなと思い書き記すことにしました。
あくまで私個人の見解ではありますが、ひとり稼業でお仕事されていらっしゃる方や、経理関係に疎いというか苦手な方には是非とも読んで頂ければと思っております。



経理そもそも

そもそも論として、経理台帳はその日に発生したことはその日のうちに処理=台帳につけることが望ましいとされています。
実際、その日のうちに記帳しなければ記載忘れもありますし。
ですが実際のところ、ひとりで全てを賄っている個人事業主の方は、そこまで時間があるわけでもなく、仕事を終えてからの記帳は頭も回らないし、仕事が終わった時点で「はい!今日の仕事終了!」って気分になりがちですよね。
となれば、せめて月1でいいから経理の日と決め、その日は経理作業をする日にしてしまえば、頭も回りやすいのではという考えからきたもので、私自身も独立して以降その通りにしています。


毎月1日は経理の日

台帳記帳する上で必ず行うことは「あったことを記帳する」です。
そして月1回にまとめて行うということは前月分をまとめて行うということになりますので、 「毎月1日」 と決めて行うのが一番癖付けしやすいのかと思います。
勿論月末でも問題はありません。
とにかく癖付けすることが大事になります。


電子帳簿保存法

2024年1月1日から電子取引データの保存が完全義務化されました。
より一層、経理関連に関する作業が厳しくなる・・・というか細かくなりました。
何にせよ「とにかく電子帳簿に!」という流れになりましたが、ずっと中途半端なままだった紙の領収書についても、ようやく決着がつき 紙の領収書は紙のまま保存するか、スキャナで電子化して保存 のどちらかでよいとされました。
但しこの スキャナで電子化して保存 が意外とやっかいなため、 「毎月1日は経理の日と決めて、前月の台帳をつけてみませんか」 に繋がるのです。


紙の領収書は紙のまま保存するか、スキャナで電子化して保存

紙の領収書を紙のまま保存する場合は今までと変わりがないので特に問題視することはないのですが、スキャナで電子化して保存する場合は、色々な要件を満たす必要があります。

・訂正、削除の履歴が残るクラウドシステムを利用する
・タイムスタンプを付与する
・書類が発行されてから最長で2カ月+7営業日以内に入力する
・読み取り解像度は200dpi以上、カラー画像でのスキャンもしくは撮影する
・削除や訂正をした場合の確認、および保存作業をした人の確認ができるようにする
・領収書やレシートと対応する帳簿の関連性がわかるようにする
・検索機能を設けておく

なんだか色々大変ですよね。
上記項目の中にもある通り 「書類が発行されてから最長で2カ月+7営業日以内に入力する」 まさにこれが 「毎月1日は経理の日と決めて、前月の台帳をつけてみませんか」 に繋がるのです。
紙の領収書を電子保存する方は、最低でも月1回経理作業をしていれば、この項目にひっかかることなくすみますからね。
ちなみにですが、私の場合はまだ「紙のまま保存」にしていますので今のところ問題はおきていません。


余談

余談として・・・
記入漏れを起こしやすいのが日々の交通費だったり、領収書を見ながら「これ誰と会議した時の?」ってなりますよね。
私の場合、それを防ぐ為に、日々外に出歩く時に スマホで写真を撮る ようにしています。
電車移動の場合は降りる駅の看板だったり、食事をした際にはお店の入口や食した料理を撮ったり。
世の中的にスマホで写真を撮るのはSNSに上げるために利用するのが一番多いかと思いますが、私の場合は日記のようにとにかく写真を撮るのが主流です。
そうすることで記入漏れを防いだり、「これ誰とだっけ?」を防ぐ事ができます。
これもひとつの癖付けです。

ひとり稼業だと忙しくてつい忘れがちな事や後回しにすることが多々あると思いますが、毎月1日は経理の日と決めて動いてみると自分自身がラクになりますよ。



品川区の武蔵小山、目黒不動前、五反田駅、目黒駅近隣にて、web制作を軸にひとり稼業にて活動しております。
元は事務職を長くしておりましたですので、会社内におけるエクセル・ワードなど事務関連のソフトにはある程度対応可能です。
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